Voice of a graduate奨学生の声

— 後輩へのメッセージ —

女性

国際政策学部
4年

「大学生活を振り返って」

大学生活を振り返ってみると、多くの素晴らしい出会いがありました。大学入学当初から参加したいと思っていたまちづくり活動と環境活動を行うサークルに所属し、県内外の方々と交流することが出来ました。大学の授業でまちづくりや環境について学ぶだけではなく、実際に活動することができました。大学生活は学ぶことも大切ですが、その学びを実践の場で活かせるということが私を大きく成長させたと思っています。

環境活動はユニークさを取り入れ、マヨネーズの着ぐるみを着て街中を清掃しました。また、ヴァンフォーレ甲府の試合の際にエコスタジアム化としてごみの持ち帰り運動の推進活動などを行いました。この活動を全国の学生と共有するために『全国大学生環境活動コンテスト』に参加し、グランプリを受賞することもできました。県内だけではなく、県外でも活動することができ、交流が広がったサークル活動でした。

まちづくり活動は甲府の中心街の活性化を学生が中心となり考え、活動していくものです。私は2年間代表を務め、団体をまとめていく役割も担いました。この活動は学生だけではなく、行政、商店主、商工会議所の方々など社会人と協力もしていきます。学生の活動ですが、社会人と議論し、協力していくことは大変良い勉強となりました。人前で挨拶やプレゼンをする機会も多くあり、話をすることも得意になりました。勉強だけではなく、このような課外活動に取り組んでいくことも大学生活の中で自分自身を成長させ、有意義に過ごせることとなると思います。

マヨネーズの着ぐるみ清掃活動の様子(左)ワインツーリズムのスタッフとして参加(右)
マヨネーズの着ぐるみ清掃活動の様子(左)
ワインツーリズムのスタッフとして参加(右)

また、これらの活動から出会った方々の紹介で卒業論文のテーマである「ワインツーリズム」について深く研究することができました。ワイナリーの社長とも知り合いになることができ、卒業論文のためのヒアリングを行うことが出来ました。このような素晴らしい経験ができたのも、多くの方々の支えがあったからこそだと感じています。私は大学生活で本当に多くの経験をさせてもらい、悔いのない4年間であったと言えます。

大学生活はあっという間です。今振り返ると本当に日々充実していました。大変なこと、嫌になることは誰にでもあると思います。しかし、あきらめずに挑戦し、継続していくことで必ず得るものはあります。自分自身は成長しているはずです。これから社会に出て、社会人としてしっかりと仕事をし、後輩たちの見本となるよう精進していきたいと思います。

私はこれからの山梨県をさらに元気にするために、山梨県の伝統工芸品を取り扱う会社に就職をしました。今後とも努力をすることを忘れずに、仕事に取り組んでいきたいと思っています。4年間、赤尾育英奨学会には大変お世話になり、充実した大学生活を過ごせたと思います。みなさんも、自分の挑戦したいことには積極的に取り組み、楽しく活動してほしいと思います。

「自己を広げる」

人と関わることで、自分の良い面・悪い面・無知の部分と様々な自分を改めて知ることが出来る。私は様々な人と関わり、私の無知な部分を改めて知った。それと同時に、現在の私に何が必要で、私が目指す教師像に近づくためにはどのような経験を経るべきなのかを考えるきっかけとなった。何か良い経験は無いだろうかと考えていた時、カナダの留学のことを知り、3週間という短い期間ではあるが参加を決めた。

カナダで人気のアイスホッケー観戦(左)お世話になったホストファミリー(右)
カナダで人気のアイスホッケー観戦(左)
お世話になったホストファミリー(右)

カナダは非常に大きな国であり、多人種であるのに、日本よりも効率よく子どもに必要なことを教えられていた。その教え方に私はただただ驚いた。学んだことは教育についてだけではない。カナダでは、バスを降りる時運転手に、扉を開けて待っていてくれた人に対し、「ありがとう」と必ず述べる。他にも様々な場面でこの言葉は使われていた。また、知らない人でも初めてではないかのように他人に話しかけていた。人を思いやることが出来る人ばかりであった。同時に日本人に足りない部分であると感じた。日本人は、自分は自分、他人は他人というように地域の人にさえ、あいさつひとつしない人が多い。しかし、カナダでの経験から、私はあいさつや感謝することは誰にとっても大切なことだと改めて気付かされた。

カナダで私は様々な人々の考え、環境、文化等から非常に多くのことを学んだ。中でも、様々な人々と実際に話をしたことが一番の学びとなった。今回の留学は短かったが様々な人に出会い、様々な人と関わることが出来た。このカナダでの経験から伝えたいことは、何より人とかかわることは非常に大切であるということである。人と関わることは自己を広げる一番の近道であり、自分が目指すべきものの道しるべとなるだろう。これからも私は様々な人に関わり、自己を広げ、成長させていきたい。

サイモン・フレーザー大学(左)カナダの民族彫刻(右)
サイモン・フレーザー大学(左)
カナダの民族彫刻(右)

女性

文学部
3年

男性

健康科学部
3年

「将来の夢」

私は2年次に3週間の臨床実習へ行き、多くの経験をさせていただき、将来どのような道に進みたいのかが明確なものとなった。私は学校を卒業後、病床数が多く、数多くのリハビリテーションを経験出来る環境に進み、多くの経験を積んで、自分が目指している理学療法士になろうと考えている。

私が3週間の臨床実習へ行き、多くの患者様を見させていただき思ったのは、私は「結果の出せる理学療法士になりたい」ということだ。結果の出せる理学療法士というのは、ただ結果を出すのは、そのためにリハビリテーションを行なっているので当たり前のことなのだが、それだけでなく、他のスタッフでは、回復が難しければ、私が回復させる。そして、回復が遅れていない患者様でも、他のスタッフが回復させる倍、回復させる。そういったものだ。そのような理学療法士になるためには、多くの勉強量が必要である。

私は1年次から2年間、赤尾育英奨学会で奨学金をいただいて、アルバイトの時間を削り勉強時間を確保することが出来たため、とても感謝しており、私が目標とする理学療法士になったあかつきには、赤尾育英奨学会に恩返しをしたいと考えている。

「1年を振り返って」

私は大学で理学療法を専攻し、理学療法士になることを目標に日々勉学に励んでいます。今年度は2年生として多くのことを学びました。1年生と比較すると講義の内容は専門性が増し、難しいと感じる部分もありましたが、粘り強く取り組むことが出来ました。

普段の講義の他、実技の機会も増えたため、放課後にはクラスメイトと共に自主的な練習を行い、苦手な箇所を教え合ったり議論をしたりして積極的に取り組みました。互いを高めることの出来る仲間に出会い、難しい問題も共に乗り越えてきました。これは高校までのものとは異なる特別な達成感がありましたし、自信にも繋がりました。

更に授業とは別に脳や神経に関する勉強会に参加し、多くの知識を身に付けるために努力しました。少々難しい内容ではありましたが、参加する以前に比べ知識は増加しました。また、関心も高まったように思います。

また病院での臨床見学では、実際の現場で患者様に触れるという経験をしました。その際には2年間で学んだことを活かせた反面、今後の課題となることがたくさん見つかり、もっと頑張ろうと強く思いました。

これから3年生になり、学ぶ内容はより一層、専門的かつ複雑になることが予想されます。今まで以上に努力を要すると思いますが、夢のため、何事も諦めることなく一生懸命に取り組む姿勢を大切にしていきたいと思います。

女性

医療科学部
3年

男性

工学部
3年

「大学生活の産物」

私は大学生になってからの2年間、様々なジャンルについての知識を得ることができました。それに伴い、自分の価値観が大きく変容していることを実感しました。

学科でコンピュータのことについて学ぶ際にも、高校とは異なった実践的な学習、よりアカデミックな勉強をすることができ、サークル活動の合唱でも、能といったあまり触れたことのない芸術作品に歩み寄ることで、自分の感性がわずかながら洗練されたと感じています。

これから大学生になる皆さんは、入学してから自分を変えるチャンスがあると思います。自分の体験からそう考えているからです。

「有意義な大学生活」

大学生は勉学、アルバイト、サークルやボランティアなど興味のあること、好きなことをできる時間がたくさんあります。

私の家は母子家庭のため、アルバイトをしてそのお金で大学に通うことを決めていたため、サークル活動などは諦めていました。しかし、赤尾育英奨学会の奨学生にしていただけたことでアルバイトの時間を減らし、その時間をサークル活動や、ボランティアなどに充てることができています。

大学生活でのこれらの体験は貴重で、今しかできないようなことがたくさんあります。また、これらの活動を通し、たくさんの人と関わりを持ち、様々なことを学んできました。

私は一昨日、将来の夢であった添乗員の資格を取り、ツアーコンダクターのアルバイトもしています。この1年間、東北から九州まであらゆる観光地を巡ってきました。

私がこのような充実した大学生活を送ることができたのは、挑戦したからです。アルバイトの時間を減らした分、興味のあることにチャレンジする時間に費やしました。2年間楽しく過ごしてきたため、本当にあっという間でした。残りの2年間も充実させ、有意義な大学生活だったと言えるような時間にしていきたいです。

女性

人間文化学部
3年