Voice of a graduate奨学生の声
— 後輩へのメッセージ —
ニスカ株式会社
勤務
「私の2年間と、これからのみなさまへ」
私は将来教師になりたいという夢を持っています。しかもただの教師ではなく、子どもたちにさまざまなことを経験させ、未来に大きな希望を持った子どもたちを育てられるような教師になりたいと考えています。そのためには私自身がさまざまなことを経験し、視野を広げていくことが大切です。
私はこの2年間、本当にさまざまなことを経験することができました。教育ボランティアに参加し、敷島の公民館と英和中学校で学生チューターとして勉強を手伝い、子どもキャンプの指導員としてパラオ共和国へ行き、無人島生活や平和学習を行ったりもしました。教育に関わること以外でも、アラスカへ行って犬ぞりをしたりとても大きな経験をすることができたと思っています。
私はもともと大学の学費にあてようと赤尾育英奨学会さんの門を叩いたのですが、予想以上に多くの体験に結びつくことができ、本当に感謝しています。もちろんアルバイトもたくさんしましたが、学費を自分で支払う他、こんなに素敵な体験ができました。
どれもこれも、はじめは「不可能では?」と思っていたことばかりです。これを読んでいる皆さんにも、ぜひたくさんのことを経験していただきたいと考えています。
経験は自分の視野を広げ、人生を明るく導くものです。「不可能」は思い込みからやってきます。いろいろな「不可能」を「可能」に変える力を、さまざまなことを通して得ていって下さい。
応援しています!
「これまでとこれから」
4年間、赤尾育英奨学会にお世話になり、無事に大学を卒業することができました。この奨学会がなければ、大学に通うことができなかったので、本当に感謝しています。
2010年
梨甲祭の仮装パレード
この4年間、勉学、教育実習、アルバイト、遊び、手術、ボランティアの思い出で一杯です。自己の価値観や人間関係を広げることができ、やりたいことに挑戦することができ、充実した学生生活を送ることができました。大学では、多くのボランティア活動に参加したり、教員免許状は幼稚園、小学校、中学校、高等学校の4種類を取得したりすることができました。また、サークル活動に参加したり、旅行にも行ったりすることができました。アルバイトでは、社会の厳しさを学ぶとともに、働くことの意義や自分が本当にしたいことに気付けるようになりました。
失敗を恐れず、何事にも挑戦して、有意義な時間を送ってください。こんなに自分のしたいことが自由に挑戦できるのは、大学しかありません。それぞれの夢に向かいながら、勉学に、アルバイトに、遊びに、全力で取り組んでください。また、ひとつひとつの出会いを大切にし、つながりを持ち続けてください。全ての人との出会いは本当にかけがえのないもので、一生の宝物になると思います。
私は、平成23年度山梨県教員採用試験、中学校英語を受験しましたが、2次試験で落ちてしまい、実力不足だと強く感じました。そこで、教職大学院への進学を決めました。より夢を現実にするために、さらに教育を深く学び、自分の実力を向上させたいという志です。
これからの山梨県の未来をより素敵なものへと、一緒に築いていきましょう!!
教職大学院
1年
人間文化学部
3年
「これから」
大学生活は本当にあっという間であると日々実感しています。私も気がつけば3年生となっていました。いよいよ就職について本気で考えなければならない時期です。先輩方から就活の話を聞きましたが、話を聞いただけで心が折れそうになります。面接や試験の対策など、早め早めの準備が必要だということもよくわかりました。学校でもこれから進路オリエンテーションや対策講座をしてくれると思うので、積極的に参加していくつもりです。それと同時に、就活で疲れてしまったときのために、気分転換が出来る場所を見つけていきたいです。
大学生活はあと半分だけとなってしまいました。残りの2年間、無駄に過ごさないよう「意味のある大学生活」を目標に頑張っていこうと思います。
「大学生活での経験」
大学生活では、自分のやりたいことができます。大学生は自由に選択ができ、自分で自分のしたいことを見つけることができます。私はこのことを大学に入学して実感しました。特にボランティア活動や課外活動など自主活動においてです。私は、環境活動とまちづくり活動に取り組んでおり、これらの活動を通して高校生活では得られない多くの経験をすることができました。
まず、社会人としての知識を身につけることができます。大学の講義だけでは得られない実践的な経験から、企画すること、実行すること、次に生かすことを学びました。また、地域に出ていくことで、自分の地域の人々と触れ合い、多くの方々と知り合いになることができました。自分の興味のある分野で活動することができると思います。また、これらの活動から将来自分が何をしたいのか、どんな分野の仕事が自分に合っているのかを知ることができると思います。特に私はまちづくり活動・地域振興の分野に興味があるので、自ら市の委員会の公募委員に応募し、より実践的に自分の地域について学ぼうと活動し、日々勉強することができています。
大学生活を楽しむためには、自分がしたいことには積極的に取り組み、活動範囲を広げていくことだと思います。私は様々な活動を通して県内だけではなく県外にも友人を作ることができました。もちろん、アルバイトに積極的に取り組むことも社会勉強だと思います。自分のことを見直すことができる4年間だと思い、精一杯やりたいことに取り組むべきだと思います。
大学生活は4年間もしくは2年間しかありません。あっという間に過ぎて行ってしまいます。貴重な最後の学生時代、自分がしてみたいことに挑戦し、経験や知識を増やしていって下さい。得るものが多くある大学生活になると思います。
国際政策学部
3年
株式会社山梨中央銀行
勤務
「挑戦することの大切さ」
4年間の大学生活は、長そうに見えても実際はあっという間に過ぎてしまいます。なまけて過ごしても、自分が興味を持ったことに挑戦し続けても同じ4年間です。それなら、もちろん後悔しないように何でも果敢に挑戦していってください。それが必ず自分の糧となっていきます。
私は母子家庭で、裕福ではありませんでした。そんな中で、赤尾育英奨学会の奨学生になれたことで様々なことに挑戦することができました。サークル活動や部活動、ゼミの活動とこれらの経験から得られたことは数多くあります。また勉学との両立というものも自分を磨く試練の1つとなりました。もし奨学生でなかったら、アルバイトに追われる毎日を過ごすことになっていたと思います。たしかに社会勉強として、お金を稼ぐ大変さを学ぶためとして、アルバイトは大切なものかもしれません。しかしそれが学生生活の中心となっていては、せっかく様々なことに挑戦できる学生生活が実にもったいないものとなってしまったでしょう。
これから大学生になる人も、学生生活も道半ば過ぎてしまった人も、自分が後悔しないような生活を心がけ、挑戦を続けてください。その経験が必ず自分を支えるものとなります。奨学生の後輩達が活躍することを祈っています。
「今やりたい!という気持ちを大切に」
大学入学当時は友達も少なく、あまり充実した毎日が過ごせていませんでした。履修のことなど、全て自分で考えなければならず大変だなと感じることの方が多かったです。しかし、サークル活動に参加したり、自分から何か行動してみると今までの生活とは一変して楽しい毎日が過ごせるようになりました。特に、学園祭ではサークルの仲間たちとお店を出し、すごく良い思い出になりました。合宿などもあり、真剣に取り組む場面と楽しく過ごすことが両方あり、これもまた良い思い出です。大学生の時にしかできないようなことをするというのはとても大切だと感じます。
社会人になったら、今のように友だちと毎日一緒に過ごすということはできません。だから今やりたい!と思うことは、できるだけやるということが私の考えです。勉強も今やっておけば、将来必ず役に立つと思います。あの時あれをやっておけば良かった…と後悔することのない日々をこれからも過ごしていきたいです。
文学部
3年
株式会社アマノ
勤務
「人生にとって大きな収穫」
この一年は、卒業レポート発表会へ向けての準備や、就職活動も行い、とても充実していました。卒業レポートは、食中毒予防に関する研究をしました。夏休みも友人や先生と協力し、卒業レポートを進めるために学校へ行ったり、発表会前日も打合せをしたり大変でした。忙しかったですが、先生との交流も深めることができ、友人ともさらに絆を深めることができました。
また、この二年間で栄養士免許と、栄養教論二種の免許状を取得するための過程や取得できたことは、私の人生にとって大きな収穫となりました。栄養や人体について学んできましたが、改めて食と健康は結び付きが強いと感じています。まさに医食同源です。自分自身の食生活も気をつけて、家族の食生活も管理しようと思います。日々の勉学で沢山の知識を得ることができましたが、特に勉強になったのは実習でした。現場で体験すること、見るもの、聞くことは、普段の座学とは全く違いました。実習を通して、自分で成長を感じました。
私は短期大学を卒業して、4月から社会人になります。3月11日の震災の影響により、内定取り消しの方や、会社がなくなってしまった方もいる中で、働くことができるのはとても幸せだと思います。この思いを忘れずに、少しでも早く仕事や人に慣れて、沢山の人と交流して成長していきたいです。アドバイスとして、学生のうちに沢山学んで、今しかできないことを後悔しないようにしてください。
「継続は力なり」
多くの大学生は自分の目標を持って大学生活を送っていることと思います。目標を立てることは簡単ですが、それを達成させることはとても難しいものです。しかし、たとえ目標を達成できなくとも目標を持ち続け、それに向かって努力を続けることが一番の成長に繋がると私は思っています。
「授業の予習復習をする」と決めることは簡単。それを続けることが大切であり、続けることで結果が出るのです。また、最近の就職活動においては、何十社と受けることが当たり前ですが、就職活動を続ける力=マンパワーを試されているのだと思います。
大学生活は自由である半面、自己責任であるため自分の道は自分の考えで決まります。みなさん、自分の夢を実現できるよう努力を続けて下さい。
理学療法学科
卒業
医学工学総合教育部
修士2年
卒業
「大学院での生活と今後」
大学院では人工筋肉に関する研究を行いました。実験に追われる中で論文投稿や国内外での研究発表など貴重な経験をすることができました。思い返すと忙しい日々でしたが、とても充実したものになりました。そしてこの大学院での生活は赤尾育英奨学会の奨学金のおかげで成り立ちました。
卒業後は企業で防災関連の研究開発に関わる予定です。仕事を通じて災害の予防や低減に貢献できるように日々精進していきたいと思います。