Voice of a graduate奨学生の声

— 後輩へのメッセージ —

男性

看護学部
3年

「今、ここで、したいこと。できること。」

大学に入学して変わったなと思うものの一番は「自主性」だと感じます。講義、病院実習、サークル活動、課外活動を通して自分がしたいと思えるものばかりができていると、とても嬉しく思っています。

私はもともと看護師になるという夢を描き今の大学に進学しました。しかし、これまでの活動を通し、その夢も変化してきました。「ヘルスプロモーションクラブ」というサークルに参加し、中学生を対象に健康教育を行ったり、課外活動では保健所の管轄である「患者家族のつどい」に参加・講演をさせていただく中で、「保健師になり病院よりさらに大きい集団の健康を守っていきたい」という夢に変わりました。

私は自分のしたい、興味があるという気持ちを大切にして大学生活を送っています。それを、自分の「できる!」に変えていきたいです。

是非皆さんも、自分の「したい!」という気持ちを大切にしてください。それが一番の私たちの武器だと思います。

「後輩へのアドバイス」

私が大学生活3年目を迎えようとしている今、思うのは大学生活が本当にあっという間だということです。入学したばかりの頃は4年間もあると思っていましたが、気づけばもう折り返し地点を過ぎてしまいました。やはりこれだけ時が経つのが早く感じるのは、大学生活ではやりたいこと・やらなければならないことが目の前に多くあるからだと思います。

きっと新入生のみなさんはこれから大学生活を迎えるにあたり、期待に胸を膨らませていると思いますが、ぜひ自分がやりたかったことを実現し、充実した大学生活にしていただきたいです。そのためにも、まず周りに流されることなく、なにを自分がしたいのかという軸になる部分をしっかり持ってください。私自身、その軸があったからこそ、さまざまなことに挑戦できました。その軸を持ち、長いようで短い大学生活をぜひ後悔しないものにしてください。

私の言葉が新入生のみなさんの参考に少しでもなれば、幸いです。

男性

国際政策学部
3年

女性

教育人間科学部
3年

「後輩へのアドバイス」

学生生活は、自由に使える時間がたくさんあります。貴重な時間を無駄にしないよう、自分のやりたいこと・挑戦してみたいことに積極的に取り組んで、経験を積んでいくようにできるとよいと思います。

「今しかできないこと」

就職をしている友人を見て、学生の内にしかできないことがたくさんあると感じる。バイトでお金を稼ぐことの大変さを知ること以外に、他にも大切な経験ができるものがある。例えば、多様なボランティア活動に参加することである。

私は大学に進学してから6つのボランティア活動に参加した。この2年間で、学習の補助、子どもキャンプリーダー、ぬいぐるみ病院、小学校での学習補助や子ども達とのふれあい、児童養護施設での学習補助、自閉症キャンプなどに参加した。

どのボランティアでも日常生活では経験できない貴重な体験をすることができ、人生の中で大きな財産となった。また、勉学に励むことも働いてからでは時間をとることは困難である。私は検定や資格を習得することが好きなので、これまでにも多様なものに挑戦している。

自分の道を切り開くのは自分でしかない。皆さんも今しかできないことに奮闘して、後悔しないようにキラキラした人生を送ってほしい。

女性

教育人間科学部
3年

男性

教育学研究科
2年

「将来へ向けて」

大学の学部や大学院に在籍されている皆さんの中には、なかなかやりたいことが見つからない人も多いかもしれません。しかし、時間は刻一刻と迫ってきて、将来を見据えた職業選択をしていかねばなりません。私からできるアドバイスは、2点です。それは“今やるべきことを一生懸命取り組んでみること”、同時に、“自分の適性を自分自身で見極め、その上で将来を思い描いてみること”です。

目先の課題を精一杯こなすことは、自分の適性や可能性を見出すよい機会です。中途半端に取り組んだことからは、何も見つけられません。そして、どの職を選び、どの地で暮らすのか、親とはどうするのかなど、普段考えないふりをしてきた事柄に、正面から向き合ってみるとよいと思います。

これからは、自分で決断し、自分でその責任を負わねばなりません。逃げていても決めなければならない時が必ず来ます。親や友人、または恩師などに相談しながら、未来を描く努力をしてみるといいですよ。

「今の自分が未来の自分を創る」

赤尾育英奨学会の奨学生に採用されたことは非常に名誉なことであり、学生生活最後の年を非常に充実したものにすることができました。この場を借りて感謝の意を示すとともに、後輩にあたる新奨学生に学生生活へのアドバイスを行いたいと思います。

学生生活も後半に入ると、卒業研究や就職活動など将来に関わる重要な出来事が多くなり、心配ごとも増えるでしょう。この局面を打破するのは、目の前の課題に対し、全力で臨むことだと思います。全力を尽くさなかったことは、時間が経つと「後悔」になり、挑戦自体をあきらめてしまいます。学業やアルバイトなど日々の生活から真剣に取り組むことで、課題に挑戦し、克服していく「力」を養えます。

私自身、苦労もありましたが、課題をやり遂げたことで自信を得ることができました。「逃げること」は簡単です。でも一生懸命取り組んだことは、結果以上の「何か」を与えてくれます。今の努力が未来の「自分」を創り出します。悔いのない充実した学生生活を送り、社会に飛び出してください。

男性

医学工学総合教育部
卒業

女性

人間文化研究科
卒業

「私の大学院生活」

大学院の専攻は臨床心理学でした。大学院では理論的な学習の他に、付属の心理臨床センターで相談も担当し、実践的な学びができました。また同時に、ストレスに関する研究も行いました。さらに、ボランティア活動にも積極的に取り組みました。

どの活動も、自分のやりたいことばかりだったのですが、時間的には忙しく、追い込まれてしまうこともありました。その時、支えてくれたのが、大学院で出会った仲間でした。同じ志を持った仲間は、一生大切にしていきたいと思います。

この充実した大学院生活を、最も根本的な部分で支えてくれたのが、赤尾育英奨学会からの奨学金でした。この支えがあったからこそ、私にとって人生で最も貴重な2年間がもたらされたものと思います。

今年度からは、地方公務員になります。これまで支えてくれた方々への感謝を胸に、今度は私が社会に恩返しができるよう、頑張って働きたいと思います。